当山域の状況
当山域は比較的登り易いと言われる大菩薩峠でさえ標高2000m近い立派な高山です。
ハイキング気分で入山出来る時期はもうすぐ終了、積雪は無くても冬山モードに入りますので
下記を参考に登山装備をご準備の上ご入山下さい。
当山域のこの時期は根雪になる積雪箇所や凍結箇所がありますので、念の為チェーンスパイクなど滑り止めをご持参いただくと同時に、少しでも危険を感じた場合は、無理をせずに滑り止めを装着して安全第一でお願いします。
各ルート共、夜間から朝7時ぐらいは気温がマイナスになっているので霜柱が立っています。しかし、気温が高くなり始めると霜が溶けて非常にぬかるんだ箇所が多くなりますのでスリップなどに充分ご注意下さい。
以下は特にスリップしやすい箇所なので充分ご注意下さい。
:千石茶屋先の登山道取付点付近
:主尾根の一部
:唐松尾根の上部
:大菩薩峠-石丸峠-小屋平
:大菩薩嶺-丸川峠-丸川峠分岐
詳しくはお電話でお問合せ下さい。090-3149-0964
MEMO
当山域は、晴天時でも主に乾いた強い西風が吹いていることが多く、気温や天候により状況が大きく変化しますので充分お気をつけ下さい。
突然の雷雨など急激な天候悪化の兆候は必ず現れます。それを見逃さず早めに対応されますようお願いします。
12月は冬至まで日が短くなる一方です。従って、山中で日が落ちた後に無灯火で行動出来る時間は長くありません。必ずヘッドライトを携行され十二分に余裕のある計画でのご入山をお願いします。詳しくは
こちらから。
本ページ掲載の写真は現状とは限りません。
詳細はお問合せ下さい。
12月の当山域で有効な装備の例
詳細は登山用品店でご相談下さい。印刷される場合は
こちらから。
:レイヤード(服装)
アンダーウエアー、シャツ、ボトム共に所謂スリーシーズン用を基本でいいと思いますが、出来るだけアクリルなど保温力があるものを着用するなど防寒には充分ご配慮下さい。
尚、朝夕や日向と日陰など状況の違いで気温差が激しい場合があるので、今の時期はハーフパンツや山スカートはお奨め出来ません。
:皮革の軽登山靴か防水性の良いハイカットのトレッキングシューズ ※1
:地図とコンパス (地形図をご準備下さい。登山地図は参考程度に) *1
:防寒具 (フリースジャケットや薄手のダウンジャケットなど)
:手 袋 (薄手のアクリル製など保温性が高いものを) ※2
:帽 子 (ニット帽など耳を保温力出来るタイプを強くお奨め) ※3
:透湿性防水素材(ゴアテックスなど)の登山用雨具 ※4 ※5
:ザックカバー (必需品)
:折りたたみ傘 (風がなく弱雨ならザックカバーとの併用で快適)
:スパッツ (ゲーターのこと) ※6
:ヘッドライト(日帰りでも必ず携行。電池残量や電球の確認をお忘れなく)
:タオルや日本手ぬぐい (ちょっと多めに)
:日焼け止め (必需品。山の紫外線は曇りでも予想以上に強いです。お肌に合った製品を)
:レスキューシート (ツエルトでもOK) ※7
:水 筒 (テルモスなどで常に暖かい飲み物を携行しましょう) ※8
:非常食 (携行性に優れてすぐに食べられるご自身の大好物を1~2食。凍結に注意) ※9
:ストック (必需品ではありませんが携行されると便利)
:サングラス (必需品。曇りでも雪目になることがあるので充分ご注意下さい) *2
:モバイルバッテリー (携帯電話本体の電池と共に必ずフル充電で携行) *3
:滑り止め(チェーンスパイクや軽アイゼンを) *4
※1 スニーカーやトレランシューズはお奨めしません。
※2 予備をお忘れなく。雨天時用にレイングローブも携行されることをお奨め。
※3 耳が冷えるとつらいだけではなく凍傷(しもやけ)になる可能性もありますのでご注意下さい。
※4 透湿性防水素材を使用した登山用雨具は種類が多いので必ず専門店でご相談下さい。
※5 ジャケットは高性能のアウター代わりになるので大変有効な装備です。
※6 種類やサイズがあるので必ず専門店でご相談下さい。
※7 ルートによってはツエルトとシートを両方携行されることをお奨めします。
※8 テルモスとは市販のステンレス製の保温・保冷水筒の総称。昔の山ヤの呼び方です。
※9 所謂栄養補給食にこだわることはありません。
*1 現在位置確認は必ず地形図で。スマホやGPS機器はサブとして使うことをお奨め。
*2 安価な製品は避けましょう。眼鏡店や登山用品店でご相談下さい。
*3 充電用ケーブルが必要な場合絶対に忘れないで下さい。
*4 チェーンスパイクは製品によって商品名が異なりますのでご購入の際はご確認を。
>ワンポイント(日本ゴアテッスク社のパンフレットなどから)
雨具を長時間・長期間使用したり汚れたら、洗濯することで透湿性や表面の撥水性が元に戻るので長持ちさせることが出来ます。
洗濯の際は、必ずネットに入れて洗濯タグに従い、完全に乾燥したらあて布をして低温でアイロンをかけて下さい。ドライクリーニングが必要な場合は必ず専門店でご相談下さい。